これから一人暮らしを始める、虫が極度に苦手なあなたへ。平和な新生活を、招かれざる客たちの恐怖に脅かされないために、物件選びの段階で、できる限りのリスクを回避する「究極の物件選び」のポイントを伝授します。後からの対策も重要ですが、そもそも虫が出にくい物件を選ぶことが、最も賢明な戦略なのです。まず、最も重要なのが「建物の構造と築年数」です。木造のアパートは、どうしても経年劣化で建材に隙間が生まれやすく、虫の侵入経路となりがちです。可能であれば、「鉄筋コンクリート(RC)造」や「鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)造」の、気密性の高いマンションを選びましょう。そして、築年数は、できるだけ「浅い」方が有利です。新築や築5年以内の物件であれば、配管周りの隙間なども少なく、害虫が棲みついている可能性も低いです。次に、部屋の「階数」です。一般的に、階数が高くなればなるほど、地面を這って侵入してくるゴキブリやアリ、あるいは、低空を飛ぶ蚊などの侵入リスクは低くなります。目安として、「3階以上」、できれば5階以上の部屋を選ぶと、遭遇率は格段に下がります。ただし、風に乗って飛んでくる蛾や、エレベーターに乗って上がってくる可能性もゼロではありません。そして、内見の際に、必ずチェックすべきポイントが「周辺環境」と「共用部分の清潔度」です。物件のすぐ隣に、飲食店やコンビニ、あるいはゴミ集積所があったり、手入れの行き届いていない雑木林や公園があったりすると、そこが発生源となり、虫が侵入してくるリスクが高まります。また、エントランスや廊下、ゴミ置き場といった、マンションの共用部分が、きちんと清掃・管理されているかも、その建物の衛生意識を測る、重要なバロメーターです。最後に、部屋の中では、「水回りの清潔さ」と「換気設備」を確認します。排水口が清潔に保たれているか、浴室に換気乾燥機がついているか、といった点は、湿気を嫌う上で重要です。これらのポイントを、不動産会社の担当者に臆することなく質問し、自分の目で確かめること。それが、虫のいない快適な一人暮らしを手に入れるための、最初の、そして最も重要な戦いなのです。
虫が苦手な人のための究極の物件選び